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お知らせ 子育て研究センター

【尚絅子育て研究センター】尚絅子育て研究センターと熊本県地域型保育連絡協議会による研修会を開催しました!

2019年6月22日(土)午後、尚絅大学武蔵ヶ丘キャンパス短大1号館リトミック室にて、講師の和田智代氏(オムツなし育児研究所所長)をお招きし地域型保育従事者等への研修会を開催しました。

第1部では、「おむつに頼りすぎない保育」と子どもの発達〜乳幼児の排泄能力の本来の姿を学ぶ〜」、第2部では「心理学&コニュニケーションスキルアップ講座〜子どもの非認知能力を育てる”未来の保育”」についてご講演いただき、子どもが自然の摂理にしたがって自ら十分に育って行けるための手立てについて、保育者や養育者にむけた具体的な提案やアドバイスをお話下さいました。

講演の中で、今までオムツをずっとつけていたお年寄りも、オムツをはずしてポータブルトイレで排泄をすることによって、人間の尊厳が取り戻され、表情もおどろくほど変化していった事例をお話しいただき、「それは、子どもにとっても同じことではないか」と、深く考えさせられました。対人支援や保育・教育においてベースとなることは、やはり子どもの人権を尊重するということだと思います。食事や排せつ、睡眠などは、単なる生活習慣としてのしつけの問題ではなく、その人の尊厳にかかわることであり、そこをどのように保育者がとらえ、対話しながら関わりを深めていくかが、とりわけ乳幼児期の保育・教育には必要なことだと学びました。

現場の先生方も熱心に受講され、具体的な質問をたくさんしていらっしゃいました。講師の和田先生も、一つひとつの質問に丁寧に答えて下さり、保育者の皆さんは、保育の新たな視点を身につけることができたのではないかと思います。ありがとうございました!

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