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お知らせ 子育て研究センター

【尚絅子育て研究センター】第3回熊本県家庭的保育者等現任者研修会が開催されました!

今年度最後の家庭的保育者等現任者研修会が2月12日(日)に行われました。今回は、3つの講座を開講しました。一つ目は、尚絅子育て研究センター研究員の増淵(幼児教育学科)が「保護者理解と対応について」というテーマで、保育における相談・支援の実際についてお話しました。具体的な事例も交えながら、今日の課題となっている保護者支援についての理解を深めることができました。

二つ目の講座は、福島大学の大宮勇雄先生から「改定される保育所保育指針―幸せな日々の中に教育はある」というテーマでお話いただきました。保育指針の改定について、その改定の内容をたどりながら、子どもに寄り添う保育の理念だけでなく、それができるための条件整備の課題にまで触れ、実のある指針づくりの大切さについて語っていました。子どもを主体としたよりよい保育を行うためには、職員の配置や保育環境も大切な条件になります。それは保育制度をより良いものへと導く鍵となるでしょう。

三つ目の講座は、九州大谷短期大学名誉教授、NPO法人ぷろほ代表である山田まり子先生から「子どもの心に寄り添える保育とは」というテーマでお話いただきました。保育は、一人ひとりの子どもの人生の大切な時間を借りて行っているものだから、保育者が主導で行うのではなく、子どもが主体にならなければならない。発達上の困難や不安を抱えている子にこそ保育は必要であるし、特別支援はすべての子どものための保育のベースにあるという内容をお話いただき、改めて日常の保育を見直すきっかけとなる講座でした。

参加した皆さんは、貴重なお休みの時間にも関わらず、とても熱心に学んでいらっしゃいました。私たちは、すべての子どもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会を築いていきたいと願い続けています。その第一歩がこの保育ではないでしょうか?今回の講座を通して、さらにそのことを考えることができました。今後も、よりよい研修会の企画に協力・連携していきたいと思います。ありがとうございました!

(文責:増淵千保美)

 
〈左〉みなさん、熱心に学んでいらっしゃいました!
〈右〉講師の大宮勇雄先生

 

 

〈左〉講師の山田まり子先生
〈右〉「もっともっと先生の話を聴きたかった!」と、大盛況の研修会でした。

 

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