お知らせ 幼児教育学科
【尚絅子育て研究センター】報告:乳児保育研究会(テーマ『乳幼児の運動と発達』)を開催しました!
8月10日
今年度から始まりました乳児保育研究会。今回は、7月29日(水)、8月4日(火)の2回シリーズで、『乳幼児の運動と発達』について学び合い、意見交流を行いました。講師は、研究会メンバーの山野井恵摩さんです。山野井さんは、乳幼児期の子どもさんを中心とする発達の相談にのりながら、一人ひとりの育ちを的確にとらえ、発達に必要な運動について実践的なアドバイスを行っている理学療法士であり、『ままこや助育院』の院長でもあります。
研究会では、保育・教育現場で近頃みられる子どもの様子や、日頃の実践の中で悩んでいることなどを出し合い、その悩みに対して、これまで何千という症例をもとに研究してきた山野井さんの成果をもとに、人間形成の土台となる乳幼児期の発達について、一つひとつの発達段階で押さえておくべき重要な点を分かりやすく、しかも理論的に教えていただきました。
2回目は、実践も多く取り入れ、保育者も子どもになった気持ちで、動作を交えて学び合いました。とくに、うつ伏せ、寝返り、ハイハイ運動、歩行へと発達の道筋を実際に体験しながら理論的に考えていくと、今関わっている子どもたちにどの部分の発達が十分に保障されていなかったか、どこから育て直していったらいいのか、たくさんのヒントをいただくことができました。
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今回は、動きやすいように附属幼稚園のホールを使用し、附属幼稚園の教諭たちも多数参加し、20数名が楽しく学び合うことができました。さまざまな園や施設から来ていらっしゃる方々との意見交流もでき、有意義な時間となりました。今回2回シリーズの報告内容は、今年度中に記録にまとめ、多くの方に読んでいただける報告書にできたらと考えております。
次回は、9月9日(水)14:00~16:00 楡木キャンパス2号館 雑誌閲覧室にて、『乳児における担当制保育について』学び合います。研究会への参加希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご連絡下さい。
尚絅子育て研究センター長 増淵千保美