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お知らせ 幼児教育学科

【幼児教育学科】授業紹介(後期)③:言葉の指導法(1年後期)

今回紹介するのは1年後期開講科目「言葉の指導法」(担当:中ノ子 寿子 助教)です。
この授業は「子どもの豊かな言葉を育む保育者の援助とはどのようなものか」を考えることがメインテーマです。

保育では、子どもの言葉を「言葉を勉強する時間」と区切って教えるようなものではなく、主体的に遊んだり生活したりする中で自然と子どもの中に積み重なっていくものだと捉えます。そこで本授業では1年生前期開講の「保育内容―言葉」で学んだ内容を基礎として、遊びや生活の中で育つ子どもの姿を座学で学んだり、実際に自分たちで考えた遊びの内容を模擬保育で表現したりします。

模擬保育は、先生役・子ども役・観察者役にわかれて行い、保育後には協議会として今日の保育の振り返りや保育内容の検討をしていくという実践的な内容になっているので、「自分たちがこれまで様々な授業で学んできた理論をどう先生として、子どもとして表現できるか」「観察者役として保育を外から見たときに何に気づけるのか」というこれまでの学びが問われます。協議会では「今日の保育はこういうところがよかった」「子ども役をしたらこういうところに気付いた」「保育者は子どもにこう言葉かけをした方がわかりやすいのではないか」等々、気づいたことをみんなで出し合います。
自分達で保育内容を考え、実践し、振り返る力を身に付けることも、保育をみて気づいたこと、よりよい保育になるために必要なことを誰かと議論することも、保育者が互いに学び合う専門家集団であるために欠かせない力です。時に緊張したり、笑い合ったり、議論が白熱したりすることもありながら、みんなでがんばっています。

 

*授業紹介(後期)は毎週金曜日18:00頃に更新をしていく予定です。

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