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【幼児教育学科】ゼミ紹介⑩:増淵ゼミ(子育て支援コース)

ゼミ名 :増淵ゼミ(子育て支援コース)

担当者 :増淵千保美 教授

学生数 :14名

 

子育て支援コースの増淵ゼミでは、「食と子育て・子育ちをつなげた子育て支援ができる保育者」をめざして取り組んでいます。4~5月は、武蔵ヶ丘キャンパスの豊かな自然の恵みをいただき、筍堀り、野いちご摘み、梅ちぎりなどをして、美味しい筍ごはん、野いちごのジャム、梅ジュースや梅干しづくりなどを行います。こうした活動は、保育現場でも実際に行われているものでもあり、食べることの楽しさを仲間と共有するきっかけとして、また親子活動や子育て支援にも活かしていきたい営みとして学んでいます。

そして例年、学外にも出かけ、「自然の中で育つこと、食を通して仲間とつながり合うこと」をねらいに、野外活動の一環として羽釜ご飯の炊き方やバーベキューの火起こしなども体験しています。今、「あるものを工夫して使う」ということは、便利な生活の中ではあまり経験することもありませんが、困った時にはみんなで知恵を出し合い、話し合って解決するということは、子どもの育ちにとっては必要なことではないでしょうか。

また、子育て支援活動の実際を体感して、学ぶ取り組みもしています。子育て支援室に来所する親子を対象としたお昼のごはん会では、親子の様子や保護者同士、保護者と保育者が対話している様子を見ることをしています。また、子育て中のお母さんから実際にお話を聞かせていただく場面もあり、実習でもなかなか経験できない保護者との関わりができることは、少人数のゼミならではことだと思います。

さらに、子育て支援の中でも「一人で」子育てしている保護者をサポートする取り組みも重要です。シングルマザーさんと子どもたちが集う会に学生も参加し、親子と一緒に味噌作りを例年、体験しています。その後、子どもたちとみんなでお昼ご飯を食べ、お母さん同士で普段話せないいろいろなお話会をしている間、学生たちが外で思いっきり子どもたちと遊んでくれたりしています。子どもたちも大喜びで、一緒に野いちごをつんだり、お散歩したり、とても楽しいひと時をすごすことができます。こうした活動も子育て支援の一つとして、学生たちは実際に体験を通して学んでいます。

毎回のゼミの取り組みの中で、「子どもの育ち」や「保護者の子育て」を応援していく上で大切なことについて、一つひとつ学び合っているところです。

 

*紹介している写真は一昨年度の様子です。

羽釜ご飯に挑戦!
筍掘り
梅干しづくり
保護者から子育てのお話を聞かせていただきました。

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