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お知らせ 幼児教育学科

【幼児教育学科】授業紹介⑧:障害児保育A(1年前期)

今回紹介をするのは1年生前期開講科目の「障害児保育A」です。

 

この授業では、障がいのある子どもたちについて理解を深め、保育のポイントを学びます。

 

「障害児保育A」では、知的障がいやダウン症、言語障がい、聴覚障がい、視覚障がい、肢体不自由について学びます。実は障がいについて、学問として学ぶのはこの障害児保育Aが初めて…という人が多いです。しかし、高校生の皆さんも、障がいのあるお友達はこれまでにどこかで出会った・遊んだ経験があるとおもいます。そのため、障がいのある人とのこれまでのかかわりについて思い出してもらう中で、より身近に障がいのある子どもについて理解することを目的に、この授業では、視聴覚教材を用いて学ぶことが多いです。学ぶうちに、「小学校から中学校まで友達に耳が聞こえにくい友達がいたけど、コロナ禍の今だったらマスクで困るだろうな(聴覚障害のある人の中には、コミュニケーションの際、相手の口元を見て会話で聞こえない・聞き取りにくいところを補う方がおられます)」と言うことや、「小学校に知的障害のお友達いたけど、みんなではないちもんめで遊んだ!保育の場でも使えそう…」など、これまでのお友達のことを振り返りつつ、改めて大事な関わりを押さえていく時間になっているようです。

スライドは、言語障がいの子どもの中でも、発語や言葉の理解がゆっくりの子どもに向けてかかわる時のポイントを伝えています。しかし、このかかわり自体は、保育や子育ての場において、どのような子どもたちとのコミュニケーションでも、とても重要な要素です。ある側面で、障がいのある子どもへのかかわりを学ぶなかで、実は障がいのある子どもへの「特別なかかわり」ではなく、すべての子どもたちの発達を支える大事なかかわりであることがあります。障害児保育Aの受講を通じて、いろいろな子どもたちの世界に触れながら、どの子どもにとっても過ごしやすい保育の場を提供できるような保育者となってくれることを願っています。

 

 

*現在、幼児教育学科では新型コロナウィルス感染拡大防止の観点からの対策を十分に図りながら、遠隔授業も含め授業を行っています。

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