お知らせ 幼児教育学科
【幼児教育学科】新任の先生紹介: 本吉菜つみ 先生
平成30年10月1日に幼児教育学科に新しい先生をお迎えましたので紹介します。
*写真は歓迎行事(バレーボール)の際に撮影したものです。
![]() | 本吉 菜つみ 助教
【専門分野】 子どもの保健、小児保健学、臨床心理学、障害児心理学
【担当科目】 子どもの保健、子どもの健康と安全、障害児保育 A、 保育実習指導 IA・IB、保育実習指導 II、子どもの保健 III、専門研究 I・II、保育・教職実践演習(幼稚園)、教育実習指導
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―これまでの経歴を教えてください
九州大学教育学部を卒業後、九州大学大学院に進学し、博士課程まで進みました。その間臨床心理士資格を取得し、児童精神科医のクリニックで発達障害や精神疾患のある方のカウンセリングやプレイセラピー、ご家族へのカウンセリングなども担当させてもらいました。また、動作法という心理療法の研修を受け、肢体不自由の方の動作訓練なども経験させてもらいました。さらに、地域の小中学校や市役所、保健センターにて、親ごさんからお子さんの発達面についてのご相談を受ける等の心理発達支援を行ってきました。
―ご専門はどんな研究をされているのでしょう?
障がいのあるお子さんのご家族への支援について考え実践してきました。特に、障がいのあるお子さんのきょうだい(兄姉弟妹)と親ごさんの親子関係の変化に焦点を当て研究してきました。障がいがあるお子さんへの育児に追われる親ごさんの姿に、きょうだいは甘えたいという気持ちを我慢することがあります。一方で、きょうだいの気持ちに応えたいという親ごさんもおられます。しかし、改めて親子で遊ぶ際には、いつもの親子関係が顔を出し、お互いに思うように楽しめない時があります。そのため、私はきょうだいも親ごさんもふと笑顔になったり夢中で楽しめるような、親子で取り組めるゲームや遊びを考え実践してきました。活動を通じて、きょうだいがいつも以上に親ごさんに甘える様子が見られることも多く、その姿に安堵される親ごさんもおられます。また、親ごさんの中には「日常的に親子の時間をとるようになった」と教えて下さる方もおられました。熊本でもいつかこうした実践をしたいです。
―趣味や特技などを教えていただけますか?
海外のドラマ鑑賞が大好きです。人の生き方の多様性やライフサイクルの重なりを覗き見ることができる海外ドラマは、自分の興味関心を広げてくれるように感じています。最近では、音声を英語にしてリスニングの練習を兼ねています。少しずつ聞き取れることが増えてきて、ますます楽しくなってきました。
―これから尚絅で取り組みたいことや夢があれば教えてください
これまで子どもの保育を通じてお世話になっている保育者の先生方のような素敵な保育者を育てていけるように、学生の皆さんに心を配っていきたいです。また、臨床心理士・公認心理師としても地域のお子さんや親ごさんのために何か貢献させてもらいたいと思います。
―尚絅の学生の印象と、学生へ一言お願いします!
皆さんとても素直で笑顔が素敵です。歓迎会やスポーツ大会のバレーボールでは、学生のチームに参加させてもらい、つい本気で取り組んでしまいます。球技は苦手ですが、輪に入れてもらう中で、得点に結び付くようなアシストをしてもらえることもあり、楽しませてもらうことも多いです。普段からとても元気に挨拶してくれる方が多く、いつも元気をもらっています。これからもよろしくお願いします!