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お知らせ 幼児教育学科

【幼児教育学科】ピーク制:増淵ゼミ 少人数制の保育について学びました!

2017年6月27日(火)

 小さな森の保育園代表、知識伸哉さんから小規模保育についてのお話を伺いました。知識さんは、「幼い頃に家族や保育園の先生、地域の方々から暖かく見守られて育った感覚が今でも残っていて、この年になっても帰りたいと思える心のふるさとがある。」と、子ども時代の記憶からお話をして下さいました。そして、「今、運営している保育園も、子どもたちにとって心の支えになる場所でありたい。」と、保育を行う上での厚い思いを語って下さいました。

 子どもたちが生き生きと過ごすことは、自己肯定感や自己幸福感へつながるため、どれだけ子どもたちが笑顔で過ごせたか、どれだけ日々を楽しめているかが重要で、それを実現していくことが保育者の役割として、とても大切だと教えていただきました。学生たちも、「保育者が子どものことを常に考え、大切に思っているからこそ、子どもも生き生きと楽しく過ごすことができるのだと思った。」「私も保育者になったら、毎日充実した環境づくりを頑張りたい。」など、知識さんのお話から様々な気づきと刺激をもらったようです。

 講話が終了した後は、課外の自主実習で小さな森の保育園に伺いました。到着した時には、子どもたちも午睡から目覚め始めた頃で、学生も子どもたちと一緒に手作りのおやつをいただきました。「こんなにおいしい手作りのおやつが食べられて、子どもたちは幸せですね。」と感動する学生もいました。また、「物的・人的環境ともに子どもたちがのびのびと思い思いの活動に取り組むことができるような設定はどのようなものか、実際を見学して実感することができました。」と、現場に伺うからこその学びもできたようです。

 小さな森の保育園では、保護者支援にも力を入れており、ふだんから送迎時に保育室へ入室してもらい、子どもと一緒に登降園の準備をしてもらいながら保育者と話をしたり、親同士がちょっとお茶を飲みながら語り合える交流の場も意識的につくっているそうです。学生たちは、その様子を目にしながら、このような小さな積み重ねが子育て支援にもつながっていくのだと感じとってくれたようです。子育て支援の形は、それぞれの園の理念や現状に応じてつくられていきます。その様々な特色に学びながら、ゼミ生たち自身が将来保育者として、保護者の子育ての伴走者になってくれたらと願うばかりです。ありがとうございました。

(文責:増淵千保美)

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