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お知らせ 幼児教育学科

【幼児教育学科】ピーク制:増淵ゼミ 保育園児・保護者との田植え交流会に参加しました!

2017年5月27日(土)

山都町(旧矢部町)で有機農業に取り組んでいらっしゃる「心の会」の「田植え交流会」にゼミ生10名と参加しました。当日は晴天に恵まれ、保育園のこどもたちや保護者、保育者のみなさんと一緒にバスにのり、自然豊かな山間にある「心の会」事務局長の坂本幸誠さんの田んぼにおじゃましました。

はじめに、こどもたちと一緒に田んぼに入る前の田植えのお話や苗の植え方のコツを教えていただきました。今回のゼミ生のうち3名は矢部出身者であったこともあり、学生たち同士でも苗の植え方などを互いに教え合っていました。実際に田んぼに入る時には、10組の親子の間に学生も入れてもらいながら、こどもたちや保護者との交流をさせてもらいました。学生たちは、こどもと楽しみながら田植えをするとともに、お母さんやお父さんが子どもにかけている言葉や眼差し、保育者が親子の交流を橋渡ししている様子など、しっかりと学ばせていただきました。今回の田植え交流会では、引率保育者として本学幼児教育学科を卒業した新任保育者も参加しており、数か月前までは学生だったのが信じられないぐらい、立派に保育者としての役割を果たしていました。学生にとっても、そんな先輩の姿はよい刺激になったようです。

昼食は、「心の会」のお母さん方がつくって下さった「おふくろの味」をいただきました。玄米おにぎりや採れたてのスナックエンドウ、肉じゃがなど、どれも最高の味でした。体を使って働いた後の食事は格別で、子どもたちも学生たちもよく食べていました。その姿を見ながら、食べることと生きることの原点は、この農の営みの中にあるのではないかとつくずく思いました。

昼食後は、坂本さんの牧場で飼育している梅山豚(メイシャントン)を見学させてもらいました。牧場へ行く道中も子どもたちは学生たちと手をつないで、素敵な草花や野いちごをつみながらお散歩気分を楽しんでいました。こどもたちの発想豊かなお話やさまざまなものの発見に、学生たちも学ぶことが多かったことでしょう。山の中に入って草を食べる子豚たちを見ながら、人間のこどもも自然豊かな環境の中で、自分で自分の行動を決めて生きていく力を育ててくれたらと思いました。

この学外学修のレポートをもとに、ゼミでは省察を行っていきます。学生たちは、「田植え体験や豚舎の見学を通して『食べ物も生きているんだ』ということを改めて実感しました。」「親子の会話の中で、『いい思い出になったね』と子どもに話しかけている保護者の言葉を聴いたとき、この瞬間をつくることが保育者の役割なのだと感じました。」など、今回の貴重な体験をもとに、大学での学びと結びつけながら、自分のめざす保育を模索しているようでした。今回も「心の会」のみなさん、保護者、こどもたち、保育者のみなさんのお陰で、生きた学びをさせていただきました。この学びをさらに発展させていきながら、保育や子育て支援についての研究を深めていきたいと思います。本当にありがとうございました!

(文責:増淵千保美)

田んぼに入る前に、「心の会」の坂本さんから 苗の植え方を教えてもらいました。
親子とともに学生たちも汗をかきながら、 田植えを行いました。
田植えの後は、恒例の泥んこ遊び!子どもたちも学生たちもおおはしゃぎでした。
自然の恵みをたっぷりいただきました。
手をつないで子どもたちと豚舎見学へ
はじめて子豚ちゃんをを抱っこ!
山を駆け回る元気な豚ちゃん!

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