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お知らせ 幼児教育学科

【幼児教育学科】「保育相談支援」授業報告 0・1・2歳児の保育実践と保護者支援について

幼児教育学科2年生を対象とする「保育相談支援」の授業では、毎回、子どもの発達を踏まえた保育実践や子どもの育ちを保護者と共有する伝えあいの保育について学生たちと学び合っています。第11回(1月10・11日)の授業では、0・1・2歳児の小規模保育を運営されている「小さな森の保育園」、「ぴちゅ保育園」の現場実践者をお迎えして、保育の中で大切にしていることや保護者支援の実際について臨場感溢れるお話をしていただきました。

「小さな森の保育園」では、ソーシャルワークの視点も重視しながら、保護者の言葉の背後にある生活や仕事の大変さ、子どもを愛する親の思いなど、家庭訪問や保育参加、日常の送迎時の対話、連絡帳のやり取りを通して深く理解しようと努力されています。代表の知識伸哉さんは、自分たちの価値観から子どもや保護者を判断するのではなく、その人の価値観にこちらが歩み寄って、一緒に考え合って行くことが大切だと話していらっしゃいました。学生たちにも身につけてもらいたい大事な視点です。

さらに「ぴちゅ保育園」の代表である坂田美和さんは、子どもも親も保育園だけでなく地域のつながりの中で育ち合うことも大切であると考え、地域の方々にも保育にご協力いただいているそうです。お散歩や遠足でもどんどん地域の中に出向き、人々との出会いや対話を大事にしています。また、食にもこだわっており、昔ながらのおばあちゃんの味を子どもたちに伝えているそうです。ご自身の子育て経験やキャリア形成の過程もお話しいただき、「育児は自分を育てる『育自』」、「子育ては手間暇かけて」ということについて、実践を紹介いただきながら教えていただきました。

 学生たちは、あと数ヶ月で保育現場へと羽ばたいていきます。今日の授業も、彼女たちの引き出しの一つとして、しっかり持って行ってほしいと思います。ありがとうございました!

(文責:増淵千保美)

「ぴちゅ保育園」の坂田美和先生学生たちも真剣に聴き入っていました!
保育の様子もスライドで観せていただきました!「小さな森の保育園」知識伸哉先生

 

 

 

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