尚絅大学・尚絅大学短期大学部

7月4日（月）
幼児教育学科では、初年次教育として「フレッシャーズセミナー」という科目を設けています。これは、入学してすぐの学生が、高校から大学へ学習面や生活面が、スムーズに移行できるようにするためで、そのための様々なプログラムが組まれています。

今日は、集団になった時に人間関係をうまく作っていくための「グループコミュニケーション」の授業です。4クラスからランダムに集められた7~8人で１グループを作ります。最初は初めて会う人たちとドキドキしながら自己紹介。
そしていよいよ本題に入るのですが、目標は、ある場所から目的地までの地図を力を合わせて作成するというもの。その地図を作成するヒントが、1人ずつ渡された封筒の中にカードとして入っています。ただ、そのカードを見ることができるのが、制限時間1分。その間は、周りの人とはしゃべってはいけません。そして1人ひとりが知り得た情報を出し合い、一緒に考えながら地図にしていきます。中には必要ない情報まで含まれていて、けっこう難しい問題。

学生たちは、初めて会った仲間とは思えないぐらい、楽しそうに笑顔であれこれ意見を出し合っていました。さすが保育者を目指す人たちです！うまく完成まで辿りついたグループもいくつかあって、今年はかなり関係が築けたと思います。

この課題に取り組む中で、笑顔で語りかけること、目と目を合わせて話す大切さなど、人に何かを伝える時に必要なポイントにも気付いていたようです。保育という仕事は、人と関わっていく仕事です。そして、集団で保育を作り上げていかなくてはいけません。このような、集団でのコミュニケーション力をこれからも身につけてほしいですね。