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【幼児教育学科】ピーク制:増淵ゼミ 「田植え交流会に行ってきました!」

5月28日(土)

 毎年、学外学修でお世話になっている有機農業団体「心の会」の田植え交流会に、ゼミ生と参加させていただきました!当日は、朝から小雨模様でしたが、熊本市内のひまわり保育園の子どもたちや保護者、保育者のみなさんと貸切バスにご一緒させていただき、一路山都町矢部まで楽しい小旅行気分で出発しました!

 学生たちは、バスの中でも親子の会話や子ども同士、保護者同士の交流の様子から様々なことを学んだようです。ある学生は、「保護者同士のコミュニケーションは、子どもが仲立ちしてくれることもある」と、省察(振り返り)の授業で報告してくれました。今回の田植え交流会のねらいは、もしかすると親子の触れ合いだけでなく、親同士、子ども同士もさらにつながってほしいという保育者の願いがあったのかもしれません。

 現地到着後は、山都町立浜町保育園の子どもたちと保護者、保育者の皆さんと合流し、心の会の生産者の方から苗の分け方や植え方をご指導いただきました。3~4本の苗を根本から分け、凧糸でつくられた目印にそって順々に植えていく練習です。子どもも大人も真剣に取り組んでいました。なかには、初めての作業にドキドキワクワクしている子どもや、実際に田んぼに入ることを不安そうに見ている子どもたちもいました。しかし、お母さんやお父さんの支え、友だちの面白そうに田植えを行っている姿を見て、「ぼくも!」「わたしも!」とドキドキがワクワクに変っていく子どもの姿に、学生たちも「すごい!」と感心して見守っていました。

 ある学生は、「『入りたくない。こわい。』と言っている子どもがいましたが、『お母さんが『大丈夫だよ。お母さんと一緒にしよう。』と声をかけると、勇気を出して田んぼに足を入れることができました。また、汚れるのを嫌がる姿も見られましたが、熱中しているうちに汚れを気にするどころか、『きもちいいね。』と笑顔で泥の感触を楽しんでいました。子どもは、新しいことを一つする中で、二つも三つも成長があることに気づきました。』と、生の子どもの姿から様々なことを学んだようです。

 そんな素敵な子どもたちですから、田植え終了後は、保育園の先生やゼミの学生たちと泥んこになりながら田んぼで泳いだり、遊んだことは言うまでもありません。普段は、おとなしそうに見えていた学生も、子どもたちから顔にびしゃっと泥をかけられた瞬間、大変身したようです。満面の「泥顔」で、思いっきり子どもたちと笑い合って遊んでいました。やはり、子どもと一緒に対等に遊ぶことにより、学生たちも子どもとの距離をぐっと近いものにできたようです。信頼を築くということは、そのような日々の積み重ねだということを、ここでも実践的に学んだのではないでしょうか。

 その後は、お待ちかねのお昼ご飯です。シャワーを浴びてきれいになった子どもたちは、「心の会」の皆さんがつくって下さった玄米おにぎりや梅山豚(めいしゃんとん)入りの肉じゃが、野菜炒めをほおばりながら、友だちやお父さん、お母さんと話も弾んでいたようです。食後は、元矢部高校教諭の田中先生より、日本人の食生活にかかせないお米のお話や、田んぼの働きと自然環境についてたくさんのことを教えていただきました。子どもたちも、興味をもって聞いていましたよ。

 そして、最後に、今回の行事を行う上でも、保育士の先生方がさまざまな下準備、援助・配慮をされていたことを、学生たちも折に触れて学んでいたようです。ほんの少しではありますが、親子、親同士をつなぐ子育て支援における保育士の役割も学んだようです。秋の稲刈り交流会でも、そんな学びがさらに深まればと願っています。稲の成長とともに、子どもたちの大きくなった姿も楽しみです!!ありがとうございました。

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苗の植え方を教わり、実際に練習してみました!

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学生たちも、親子の間に入って田植えに挑戦!

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元気なこどもたちにたっぷり泥をかけられました!

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本日の昼食メニューは、こころ米のおにぎりと梅山豚料理!

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食後は、元矢部高校教諭の田中先生から、お米や田んぼにまつわる命のお話をしていただきました。

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