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お知らせ 食物栄養学科

【食物栄養学科】2年生が卒業セミナーの一環として学外学修に参加しました②

令和6年12月9日(月)、本田研究室、秋吉研究室および原田研究室に所属している学生27名が、ホシザキ南九株式会社のオープンキッチンで行われた調理実演カリキュラム(全二回)に卒業セミナーの一環として参加しました!

このイベントは本学科の2年次後期に開講される卒業セミナーの特別講義として実施されており、第二回の今回は「病院福祉施設での食事提供と機器の応用」をテーマに、調理実演を交えながら講義を行っていただきました。今回の第二回調理実演カリキュラムを通して、学生は厨房機器の実践的な応用方法について多くの事項を学びました。

~今回、実演していただいたメニュー~
★クレームオショコラ
★粥ミキサー、粥ゼリー

 

~クレームオショコラ~
  
まず、実際に病院で働く栄養士の先生方にも人気の「クレームオショコラ」の作り方を教えていただきました。とても滑らかな口当たりで美味しく、簡単で、常食から嚥下食まで形態を問わずみんなが同じ物を食べられるちょっと豪華なデザートです。クリスマスにもよいですね☆

 

~粥ミキサー、粥ゼリー~

次にスチームコンベクションオーブンを用いたお粥の作り方をご紹介していただきました。
スチームコンベクションオーブンを用いることで、鍋底を焦がさず、かき混ぜながら炊く手間がなく、側面に粒がこびりつくロスも無くすことが可能になります。

  
出来上がったお粥はブリクサーにかけることで、とても滑らかな粥ミキサーに仕上がります。その際増粘剤も同時に混ぜると簡単に粥ゼリーを作れます。
粥ミキサーと粥ゼリーの食べ比べでは、「嚥下機能が低下した方にはどちらがより安全に飲み込むことができるのか」学生もそのことについて考えながら試食していました。

 

  

さらに真空調理の実験や機器操作の体験では、学生の笑い声が上がる場面もありました。本で学ぶだけでなく、実際にやってみることで真空調理の良さが深く理解できました。最後に、「再加熱カート」と「再加熱キャビネット」についてもご紹介いただき、給食の現場で取り入れた際のメリット等について学びました。


機器体験
真空包装機を実際に使用させていただきました


味の染み込み方の比較実験(手もみvs真空包装機)

 

今回は本年度2回目の研修でしたが、前回と同様に参加した学生は興味深そうに先生方の話を聞くとともに熱心にメモを取っていました。講義後にも、会場に置いてある機器や食形態別の料理などを観察する学生や、講師の先生方に質問する学生が多く見られました。これから就職や進学を控える学生にとって、今回の学びも大きな強みになりました。

全二回に渡って熱心にご対応頂いたホシザキ南九株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。貴重な学びの機会をこれからの栄養士業務の実際に生かしてほしいと思います。

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