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お知らせ 栄養科学科

くだものセミナーに行きました

本学4年生の希望者16名が熊本県果樹生産振興対策本部(熊本県、JA熊本果実連、JA熊本経済連、他)主催の「くだものセミナー」に参加しました。

このセミナーは、例年、本学4年生(栄養教諭志望者を含む)を対象に行われており、近い将来、食生活改善や食育活動等を担う学生達が、果物に関する情報を知り、社会への普及や食育に役立てることを目的として、開催されるセミナーです。

本年も宇城市にある果樹研究所に伺い、熊本県果樹生産振興対策本部の方々に、熊本における果樹品種開発や果実の安定生産を目指した技術開発の取り組みや熊本県特産の果物の魅力について研修させて頂きました。果樹園の見学や収穫体験、果物やその加工品の試食など、「盛りだくさん」の体験学習でした。

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本日のセミナーの概要と熊本県農業研究センター、果樹研究所、県の取り組みについて説明を受けました。太秋(かき)についての説明風景。太秋は、食感は「梨」に近く、上品な甘さです。全国でも熊本が生産量第一位。
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ミカン狩りの収穫体験。ミカンは箱詰めで傷かつかないよう、「二度切り」をおこないます。みんなでミカンを収穫しました。ノルマはミカンの木を一本。たくさん実っていましたが、例年に比べて少ない「裏年」だそうです。
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たくさん採れました!これは「肥のあかり」という品種で、11月にはおいしそうに色づきます。採れたミカンは試食でおいしくいただきました。どのくらい甘いか糖度計でチェックしてみました。
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「デコポン」の試食。「デコポン」は一定の水準をクリアした果実が選ばれて名づけられます。引率の先生もやる気満々です!

本セミナーでは、クイズ形式で熊本県の果物の魅力をたくさん知ることができ、また役立つ資料を頂きました。厚生労働省・農林水産省が定める「食事バランスガイド」では一日の果物摂取量は200グラムと定められています。これは、みかん・柿では2個程度、なしでは1個程度です。熊本の果物生産量は上位を占めていますが、消費量はとても少ないという現状があります。本セミナーで得た知識をこれからの活動の中で役立て、熊本県の果物の魅力とともにバランスのとれた食事指導ができるよう心掛けたいです。

熊本県果樹生産振興対策本部および熊本県農業研究センターの方々、大変お世話になりました。参加者一同、心より感謝申し上げます。

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