尚絅大学・尚絅大学短期大学部

本学の就職指導は、キャリア教育の一環として全学年で段階的にカリキュラムを組んで行っており、卒業後の進路選択に有用な知識や情報を伝えています。

令和4年5月9日に社会保険労務士の木下大二郎先生をお招きし、4年生を対象に「新社会人としてのミニ知識～最低知っておきたい法律について～」と題して講話を行っていただきました。

講話では、事業所に雇用されたときは労働基準法をはじめ、健康保険法、厚生年金保険法、雇用保険法など種々の法律によって保護されることになることが伝えられ、それぞれの法律の中から新社会人として最低限知っておきたいことを中心にお話がありました。

今日のメインテーマと位置付けられた労働基準法では、解雇に関する規定に注意を呼びかけられ、困ったときは周囲や雇用関係相談機関に相談してほしいとお話がありました。続いて、病気や失業等の際の補償（給付）、年金の仕組み、給料支給明細書の見方について、そして特に女性の就業と関りが深い産前産後休業、育児休業についても詳しくお話しいただきました。

学生からは「複雑な法律を例を挙げながらご指導くださったので、働く際に活用できる知識を身に付けることができました。特に産休に関する法律は頭にしっかりと入れておこうと思いました。」「資料も保管し、いざという時に正しい選択ができるようにしたいです。」等の感想が寄せられました。学生にとって労働と法律について学ぶ良い機会となったようです。

講話の様子