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お知らせ 栄養科学科

【生活科学部】実習紹介(3年生・解剖生理学実習)

3年次で履修する専門基礎科目の「解剖生理学実習Ⅱ」では、人体の様々な生理機能や病態について理解を深めるために、自分の血圧や血糖値などを機器や試薬を使って検査します。2年次、3年次と段階を踏み学習した人体の解剖や生理機能と病気への知識を、実習を通して深め、管理栄養士の仕事に実際に役立てることを目指します。

 

今回は、「アレルギー検査」の実習を紹介します。

 

本検査では、11種のアレルゲンエキス(スギ、カモガヤ、ブタクサ、犬毛、猫毛、カンジダ、アスペルギルス、小麦、エビ、ダニ、ハウスダスト)を使用し、スクラッチテスト(軽く皮膚を引っ掻きアレルゲンをのせる)という方法を用いて検査を行いました(図①、②)。学生さんたちはアレルギー反応で赤くなった皮膚と痒みから、自分のアレルゲンを認識し、また新たに発見して、アレルギーの原因や症状を体験する機会となりました。

 

アレルギー検査の様子①アレルギー検査の様子②

 

近年アレルギー患者が増加しており、花粉やダニ、カビだけでなく食物によるアレルギーも重要な医療問題になっています。このような実習でアレルギーに関する正しい知識を身に付け、食物アレルギーへの対応力のある管理栄養士が育成されます。

 

※ 新型コロナウイルス感染防止を徹底するために、実験・実習時には、学生・教職員はマスクを着用し、十分な換気を行っています。

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