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お知らせ 栄養科学科

【生活科学部】卒業研究紹介 〜菊芋加工品による血糖値抑制効果〜

尚絅大学生活科学部では、健康と食を管理するスペシャリストである管理栄養士を育成しています。

4年次には各研究室に所属して卒業研究に携わることで実践力や問題解決能力を身につけるとともに、臨床栄養学、栄養管理や食品機能などの専門分野に関する理解を深めていきます。

 

實松研究室では食品機能研究の一環として、「隠れ糖尿病」とも呼ばれる食後高血糖を抑制する食品の研究を行っています。今年度は、熊本でも盛んに栽培されている菊芋及びその加工品による食後高血糖抑制効果の評価をおこなうため、実験材料として生の菊芋を必要としていました。今回、尚絅大学と包括連携協定を結んでいる菊陽町農政課のご協力により、農家の吉川さんとご縁を頂き、生菊芋をご提供頂いたばかりでなく、農場での収穫体験の機会も頂くことができました。(写真①〜④)

 

菊芋は、イヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維を多く含み、糖の吸収を抑制させ、食後の血糖値の上昇を穏やかにする働きがあります。實松研究室では、加工法や調理法による「食後高血糖に対する菊芋の抑制効果の違い」について調べています(写真⑤)。また、菊芋を使ったメニュー作成にも取り組んでいるところです(写真⑥)

 

これからも、尚絅大学生活科学部では地域社会と密接に連携した教育と研究を推進し、郷土である熊本の発展に貢献しうる管理栄養士を育成していきたいと考えています。

 

①菊芋収穫体験

 

②菊芋収穫体験

 

③菊芋収穫体験

 

 

 

④菊芋収穫体験

菊陽町農家の吉川さんにお世話になりました。

 

 

⑤食後の血糖値変化を測定している様子

 

 

 

⑥菊芋を使ったメニュー

(上)菊芋のニョッキ

(左)菊芋のごま油漬、菊芋とツナのサラダ

(右)菊芋の味噌汁

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