お知らせ 栄養科学科
【生活科学部】授業紹介:解剖生理学実習Ⅰ
2年生の必修科目「解剖生理学実習Ⅰ」をご紹介します。
この科目では、人体の構造・形態(解剖学)と機能(生理学)を系統的に結び付けて学習し、病気を理解する上で必須となる知識の習得を目指します。
人体模型や組織標本の観察、実験動物の解剖、生理学実験などを通して、身体の構造と機能の複雑な仕組みと、それらの個体としての統合性を実感し、理解を深めていきます。
今回は組織学実習で行った組織標本の観察・スケッチの様子を取り上げます。
正常な組織と異常な組織を比較するため、ヒトの食道と食道扁平上皮癌、そしてヒトの肝臓と脂肪肝の4枚の組織標本を観察します。光学顕微鏡を使って、倍率を4倍から10倍に拡大しながら細部を観察します。学生は微動ねじを動かして調整し、試行錯誤しながらピントを合わせていきました。
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<顕微鏡を使って観察する様子> |
4倍と10倍のそれぞれについて、正常な組織と異常な組織の違いが分かるようにスケッチしていきます。
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<スケッチする様子> |
今回の実習を通して、正常な組織と疾病の組織の違いを注意深く観察して考察を行ったことで、さらに解剖生理学の学習の理解にも活かされていくことと思います。