お知らせ 栄養科学科
【生活科学部】実習紹介(3年生・衛生学実習)
今回は、生活科学部3年生前期の実習科目である衛生学実習をご紹介します。
衛生学実習では、鼻腔内や口腔内、湿潤環境などに生息する衛生学的に重要な微生物について学びます。また、食品中に含まれる抗菌物質や水質検査など衛生学に関連した実験を行います。
第11回目の実習では、腸内細菌の生化学的検査と納豆菌の観察、食品の抗菌作用の検討を行いました。
これまでの実習で腸内細菌科細菌を分離・純培養を行ってきました。前回の実習で純培養できた腸内細菌科細菌の生化学的性状を検査するために確認培地に接種しました。その結果、今回得られた腸内細菌科細菌は、大腸菌であることが分かりました。
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↑自分たちの目で細菌の生化学的性状を判定しています。 |
また、食品の細菌を調べる一環で前回の実習で納豆菌を寒天培地に接種していました。その培地を元に納豆1粒にいる菌数を算出しました。そして、菌の性状観察をするためにグラム染色を行い観察しました。
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↑コロニーを数えた後、グラム染色をして顕微鏡観察を行いました。 |
最後に食品の抗菌作用の観察をするために菌を接種した寒天培地に卵白液を染み込ませたペーパーディスクをのせました。これを次回の実習で確認します。
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↑実際に自分たちで細菌の接種、卵白液の分離作業も行います。 |