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文化コミュニケーション学科・文化言語学科からのお知らせ

【現代文化学部】教員の研究紹介⑥ 北口英穂准教授

私の専門は中国史です。私は幼いころに「三国志」オタクになり、そのまま中国に強い関心を持ち続け、大学の学部時代を北京で過ごし中国史を専攻しました(5年間)。

しかし研究対象は「三国志」から少しずつ変わっていきました。中国の人たちと一緒に中国語で「三国志」関連の漢文を読むことがあまりに「苦行」だったということもありますが、私のもうひとつの関心事に「歴史認識」という近現代の「問題」があったことが大きな理由です。

「歴史認識」が国・地域間で異なることは多々あります。しかし日中間ではなぜこれほど「問題」になってしまうのか、留学しながらそんなことを考えていました。そして、この「問題」の原点は戦後処理、特に戦犯裁判にある、と考えるようになり、その後卒論、修論、博論とその後の研究人生につながっていきました。

さらにもうひとつの関心事が台湾です。大学院生時代に台北で1年過ごしましたが、「大陸」と「台湾」の違いに驚き、そしてその激動の歴史に強い関心を持つようになりました。「「中国」と「台湾」」ではなく、「「大陸」と「台湾」」と言うしかないこの状況がなぜ生まれたのか、そこには日本の影響も少なからずあり、忘れられた「台湾」が数多く存在していることに強い衝撃を受けました。

尚絅大学に赴任してからは、私の人生を豊かにしてくれた海外での体験、特に留学を学生に勧めています。よく言われることですが、「外」に出て日本を客観視することで良いところもわかりますが、足りないところもよく見えてきます。「日本」や「中国」など、一国の枠で考えることの限界を知ることが、これからもっと必要になるはずです。授業や国際交流を通じて、その一端を少しでも感じてもらえるように研究・教育を行っています。

  若かりし北口先生!

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