地域連携REGIONAL ALLIANCES

尚絅公開講座

令和元年度の尚絅公開講座は終了いたしました。

講義概要

令和元年度「尚絅公開講座」各講義の概要
テーマ:「人間探求 -新たな時代を生きるために-」

講師名講義概要
當房 浩一普段、何気なく食べる食品ですが、そこに意識を向けると、私たちの身の回りには溢れかえっていることに気付きます。さらに驚くことに、近年は素材のままではなく、加工された食品が多くを占めています。このような多様化する現代の食品の流通を受けて、消費者が安心して食べられるように食品には様々な情報が添えられています。新しい時代を生きるために食品に示される情報を正しく理解しましょう。
大熊 薫20世紀フランスの小説『星の王子さま』をカトリックの視点から読み解いていきます。これにより、この小説が単なる子供の童話ではなく、時代を超えて生き続ける名作であるということを講義の中で主張したいと思います。
竹下 徹子どもの心身の発達や人格形成に多大な影響を及ぼすといわれる児童虐待。いち早く、家庭における虐待の兆候をつかみ、その予防や子育て支援につなげていくための有効な方法として近年、保育ソーシャルワークという手法が注目を集めています。
本講義では、児童虐待に関する内容について取り上げながら、保育ソーシャルワーク研究動向や知見についてご説明を差し上げます。
佐藤 亮平現在の日本サッカーは海外で活躍する選手が増え、その競争力は日々向上している。こういった日本サッカーの発展には、現場の指導者が日々の実践から様々な指導方法を生み出し、その魅力を多くの子どもたちに伝えてきた功績があると思われる。本講義でも、サッカーの面白さや楽しさを子どもたちが「わかり」、そして「できる」ようになる指導方法について体育科教育学的視点から深めていきたい。
中里 和弘我が国では、今後、団塊の世代が2025年に後期高齢者となり死亡者数の増加が見込まれ、多死社会を迎えると言われています。そして終末期における医療や福祉サービスの充実は、我々一人ひとりに「どこで、どのような最期を迎えたいのか」を問うことから、多死社会は価値観の多様性に富む時代でもあるといえます。講義では、終末期ケアや看取りに関する現状を整理すると共に、「人生の最期」について考えます。
山本 歩20世紀初頭、日本自然主義文学の作家たちは、小説を「面白くない」ものにすることに腐心しました。しかし後年、作家・正宗白鳥はその時代を「痛快」だったと語ります。我々は自然主義文学を読むことで何を得られるのか(あるいは得られないのか)? 小説を読むこと/書くことに躊躇する皆さん、「面白くなくて良い」「面白いと思えなくて良い」という開き直りから、再出発してみましょう。(※創作講座ではありません。)
原田 香熊本には、豊かな自然によって育まれた海の幸、山の幸、川の幸が多く存在しています。その食材を使った地域ならではの食文化が形成され、地域の味は親から子へ受け継がれてきたものです。今回は、県内各地での聞き書き調査により掘り起こした家庭料理について、その土地の歴史や生活習慣なども織り交ぜながらご紹介します。皆さまからも多くの人々に伝え継いでいただければと思います。
所 吉彦本年4月より働き方改革関連法に基づく労基法が施行され、新たな仕組みを導入する企業が増えています。一方、形式的に仕組みだけを取り入れても、意識・行動変化が伴わなければ生産性低下要因になる恐れもあります。そこで、「意思決定→行動」について、改めて人生100年時代ともいわれる新たな時代を生きるため生産性について考えたいと思います。
木村 宏和私達の日常生活には様々な発酵食品が存在しています。発酵食品は「多くの微生物の集合体」であり、それによって保存性が向上し、独特の風味や味が付与され、栄養成分が増加します。「発酵」は気候や風土に影響されるため、地域に根ざした発酵食品が広く存在し、それらは「地域の食文化」として継承されています。本公開講座では、熊本県の伝統的発酵食品である高菜漬け、豆腐の味噌漬け、魚醤などを紹介します。
岩本 勝幸世界的な高齢化、人口減少の中で、日本は先頭をきっています。一方、今までと同じやり方をしているのにうまくいかない。予想もしなかったことが煩雑に起きる、それだけ時代の変化が早いということです。先が見えない時代は、楽観が大切になります。南極点を目指したアムンセンとスコットの命運を分けたのは楽観であり、楽観を生むものは何かを探求し、日本で起きる大きな3つの変化について考えたいと思います。