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【幼児教育学科】ピーク制:増淵ゼミ 仮設住宅における子育て支援 ~こどものあそび場活動に参加して~

 朝から冷たい雨の降る11月27日(日)、ゼミの学生と益城町にある木山仮設住宅にお邪魔しました。木山仮設では、毎週日曜日に「こどものあそび場」として、集会所が解放されています。さまざまなボランティアがこどもたちと遊んだり、楽しい活動をお土産に持って来てくれるそうです。

 この日は、IPAくまもとの「おもしろかー」も登場し、車一杯に積まれた手作りの遊び道具や伝承遊びのおもちゃで、こどもたちとたくさん遊びました。普段、幼児教育学科で「環境」や「あそびの文化研究」という授業で講師としてお世話になっている先生方もIPAのスタッフとして来て下さり、こどもたちも学生もコマの回し方やけん玉を教えてもらいながら、集中して遊び込んでいました。学生たちは、こどもたちとの遊びを通して、面白さを共有したり、笑顔を交わし合う中で徐々にお互いの距離も近くなったようです。

 仮設住宅には、こどもが安心して安全に遊べる広場や公園がありません。こどものあそび場活動を運営しているお母さん方からも、「ブランコがあったらな~」「砂場があったらいいのに」という願いがあげられていました。そんな中で、この「こどものあそび場」の活動は、とても貴重な存在です。学生たちも、「こどもがこどもらしくいられる時間の大切さ」と「それを大人がなんとか努力して保障することの大切さ」をこの活動から学んだようです。また、親がずっと付き添っていなくても、こどもが安全に遊べる場として、子育て支援の役割も果たしていることに気づかされました。

 熊本地震から半年以上が過ぎていますが、今もなお再建の見通しの立たない方もたくさんいらっしゃいます。住んでいた家の片づけもまだまだ残っている方もいらっしゃいます。これまでの心身のストレスと疲労がたまり、「一人の時間がほしい」という方もいらっしゃることでしょう。親も子も頑張っているからこそ、このような場があることはとても意義深いことなのだと思います。また、学生たちと訪ねられたらと思っているところです。今回も、学生たちと共に多くの学びや気づきをいただいたことに感謝です!

(文責:増淵千保美)

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「もしもしかめよ~かめさんよ~」の歌に合わせてけん玉に挑戦!たくさんの手作りおもちゃで、思い思いに遊んでいました!
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お昼には、学生たちとつけた味噌と稲刈りした米で味噌汁とおにぎりをつくりました。こどもたちが「おいしい!」と、たくさんおかわりをしてくれて嬉しかった~!
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どこまで積み上げられるかな~??コマ名人にコマの回し方を伝授してもらいました!

 

 

 

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