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学生のコメント

台湾研修旅行感想

日本文学・言語コース 2年伊藤 美鈴
  • 台湾
  • 相互研修旅行

大学で中国語関係の授業をほとんど受けていなかった私が、この台湾研修旅行に参加することとなったきっかけは、友人からのお誘いでした。丁度その時、私は大学に進学してから、これまでこれといって大きな経験を積んだことがなく、このままでは何もせずに大学四年間を過ごしてしまうのかもしれない、とすこし焦っていました。そんなとき、友人から一緒に台湾へ研修旅行に行ってみないかと誘われました。この台湾研修旅行は大学生活を充実させるための大きなチャンスなのではないかと思い、初めての海外ということですこし迷いはしましたが、誘いを受けることにしました。初めは、九州からもろくに出たことがない自分がいきなり海外に行くなんて、ととても不安でしたが、中国語ができなくても大丈夫だということや、信頼のおける大学の先生が付き添ってくださるということで、出発の日が近づくにつれ、次第に楽しみという気持ちの方が勝っていきました。

そしてその楽しみという気持ちに応えるように、五泊六日の研修旅行は、とても充実したものとなってくれました。

慈済大学

慈済大学の学生さんとグループワークをするということで、やはり一番不安だったのはきちんとコミュニケーションがとれるかどうか、ということでした。私はほんとうにまったく中国語を話すことが出来ないので、このことがいちばん気がかりでした。しかしその心配は、それぞれがグループに割り当てられた後、すぐに解消しました。四、五人の台湾人学生の中に日本人学生が一人ずつ、というのはさすがに予想外の配置でしたが、私が割り当てられたグループのリーダーだった四年生の学生さんはとても日本語が上手で、軽い自己紹介の後の夕食会では、趣味や好きなモノについて、たくさん話すことが出来ました。この夕食会のおかげで、二日目、三日目のグループワーキングに対する不安はなくなり、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

二日目は慈済大学がある花蓮県を巡るフィールドワークで、本当にたくさんの場所を回りました。一か所の滞在時間はそれほど長くはありませんでしたが、その短い時間でも堪能できるほど、どの場所も見ごたえたっぷりで、一日歩いてもあまり疲れは感じませんでした。この日でいちばん印象に残ったことは、染め物体験です。この場所で作ったもの(ハンカチ)が手元に残っているということも要因のひとつですが、それ以上に、何気なく選んだ柄がいちばん手間のかかるものだったようで、一人最後まで悪戦苦闘しながら作業をしていたのが本当に印象深く残っています。

完成予想図
実際に作ったもの

三日目は、慈済大学の授業を受けたり、キャンパス内を見学するなどしました。キャンパスはとても広く、二周ほどすると、疲れが出てくるほどでした。午後からは前日のフィールドワークの成果発表の後、余興でフィールドワーク中に撮った写真でフォトコンテストも行われました。ここで、同じグループの学生さんが私の名前でエントリーしていてくれたのか、景品のポストカードをもらうことができました。このちょっとしたサプライズのようなものがうれしくて、たった二日しか一緒に過ごしていないのに、この心遣いに本当に感動しました。この後グループのメンバーと夕飯のために向かった夜市では、記念にと臭豆腐を食べてみましたが、案外イケました。本当に楽しい時間で、この三日間だけで研修旅行にきた甲斐があると実感することが出来ました。

台北散策

台北では、花蓮の何倍も歩いたような気がします。疲れましたが、異国の地を散策することはたくさんの刺激を受けるもので、疲労以上に充実感が湧きました。台北散策の中で印象深かったところは、研修旅行五日目に向かった、蒋介石の顕彰施設である中正記念堂です。見た目のインパクトがすさまじく、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。台北散策をした日は天候に恵まれて、中正記念堂の真っ白な外壁は日差しに照らされ思わず目を細めてしまうほど眩しく見えました。そして次に驚いたのが、建物の大きさです。門から中正記念堂まで歩いても歩いてもたどり着けず、そのときはじめてこの建物の大きさを知りました。あまりに大きすぎて、遠近感覚がくるってしまいました。階段を上る人々の写真を見ると、その大きさが一目瞭然です。更に、建物のメインフロアにある蒋介石の銅像を守る隊士たちの一時間ごとの交代式には、身動きが取れなくなるほど見物客が押し寄せ、その動きに見入っていました。確かに一糸乱れぬ行進は見ていて気持ちいいものでした。

台北散策中はずっと快晴で、日差しに体力を奪われたりもしましたが、実際に現地にいって街を歩くという貴重な経験をし、自らのプラスになったことは間違いないと言えます。

今回の台湾研修旅行では、毎日充実した時間を過ごすことができ、最初に誘ってくれた友人には本当に感謝しています。来年もまた参加したいと思いましたが、次は向こうの学生さんがこちらに来ることになっているらしく、その願いは叶いませんが、今回の研修旅行で私が感じたことを、来年来る台湾の学生さんにも感じてもらえたら幸いです。