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【尚絅子育て研究センター】保育実践講演会を開催しました!

去る3月8日(日)に、九品寺キャンパスにて保育実践講演会を開催しました。講演者は、昨年、夏の尚絅子育て研究センター公開シンポジウムでもシンポジストとしてお越しいただいた全国幼年教育研究会・東京都公立保育園保育士の高橋光幸さんです。テーマは、『めざせ!笑って泣いて感動して泣く保育』で、たっぷり1時間半お話いただきました。参加した150名余りの保育士のみなさんは、終始泣き笑い!!すっきり晴れ晴れとした笑顔で、明日の保育への元気をもらいました。

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 また、午後からは、30名の保育士さんと高橋さんを交えて、実践検討会を行いました。報告は、高橋さんと同じ公立保育園の男性保育者と、本学幼児教育学科卒業生の私立認可保育園の保育者に奮闘してもらいました。公立保育園の保育者は、男性ならではの悩みを出していただき、他の男性保育者からも励ましの発言やアドバイスもいただけました。また、女性も同じ子どもを育てる保育者として悩みを共有しあい理解を深めることができました。

 さらに、私立認可保育園の保育者からは、異年齢保育における「あそび」の実践について報告いただきました。保育歴4年目の若手保育者が、はじめて2~5歳児の子どもたちと共に暮らしていく中で、なんとか信頼関係を築いていきたいという一心で、さまざまな遊びをしてきました。その中で手ごたえのあった「ジャムづくり」を通して、架空のジャムづくりの名人である「ジャムおばさん」も登場する仕掛け遊びを展開し、子どもたちと保育者、そして子ども同士の距離を少しずつ近づけていった実践です。

 会場からは、「異年齢保育はくらしを大事にし、子どもの世界を尊重するのだから、大人があえて遊びを仕掛けるのはどうか?」「子どもに気をつかわせて、遊びにつき合わせているのではないか?」などの意見が出されました。それに対して、報告者の悩みを一緒に考えあい何度も実践を検討しあった仲間からの熱い発言もありました。高橋さんからは、「保育者だけが仕掛けるのではなく、上の年の子たちも仕掛ける側に巻き込んで遊んじゃうのはどう?」「最後に、自分たちでつくったレシピをジャムおばさんにプレゼントするのはどうか?」など、実践のアイデアもいただき、あっという間の2時間半が過ぎてしまいました。

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 次年度は、「乳児保育」「食育・給食」「保育実践」の3つの研究プロジェクトを立ち上げ、このような実践検討会も含めて定例的に取り組んで行きたいと考えております。ご興味のある方に、ぜひご参加いただきたいです!お待ちしています。

 また、8月2日には、楡木キャンパスにて、尚絅子育て研究センター公開シンポジウムを開催する予定にしております(午前中)。その日は、短期大学部幼児教育学科サマーセミナーも午後に開催いたします。ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加下さい!! (詳細は、後日お知らせいたします。)

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